床を調べる
床の構造を知る
床は、冷蔵庫やテーブルなど、様々なものを置く場所です。さらに、人が歩く場所でもあり、生活者が直接触れる機会が最も多い場所ともいえるでしょう。それだけに、床の安全性もきちんとチェックしておかなくてはなりません。
まずは、床が水平であるかどうか確認しましょう。意外と水平でない床は多いものです。水平だと安易に信じず、必ずチェックするようにしたほうがいいでしょう。水平でない床では、テーブルやイスが使うたびにガタガタしてしまいます。床の水平は、家具を置いてみないとわかりにくく、暮らし始めてから不便さに気づくこともあるのです。
水平かどうかを確認するには、幅木と床の間のすき間を見るのも1つの方法でしょう。幅木とは、床と壁の境についている部材のことです。掃除機などで床掃除をするときに、壁が傷んだり汚れたりするのを防ぐためと床の仕上げ部分の収まりを美しく仕上げるために設けられます。住居の場合、木製か塩化ビニール製のどちらかが使用されていることが多いようです。この幅木と床の間のすき間が大きくあいているような物件は水平とはいえません。床が水平ならすき間はできないからです。
ほかに、部屋を歩くとギシギシと音がする、床鳴りという問題もあります。下地ベニヤが擦れていたり、段差があったりすると床が鳴るのですが、見つけるためには部屋の隅々まで入念に踏み込むことが必要です。
このように、床の構造に問題がある物件は、生活しにくいことだらけです。住んでから後悔しないためにも、内見のときにはしつこくチェックしておきましょう。
防音の状態を知る
壁と同様、床の厚さも防音面では重要なポイントです。床が薄ければ、静かに歩いても、下の階に響いてしまいます。これでは抜き足、差し足、忍び足で暮らさなくてはなりません。同時に、上の階の人の物音も響いてしまい、騒音につながります。必ず音についてはチェックするようにしましょう。
構造については不動産業者に確認することができますが、実際に生活してみないとわからないこともあります。そうしたことを防ぐためにも、内見のときには、上の階の人がいるような時間を狙っていくようにしましょう。夕方や土日、もしくは可能なら早朝を狙うといいでしょう。早朝は誰もがバタバタしており、足音を気にしないので、どのくらい響くかをリアルに体験できます。ただし、不動産屋の営業時間外になるので難しいかもしれません。
ファミリー用の物件なら、子どもが帰宅する時間に内見をするといいでしょう。子どもが走り回ると、遮音性の高い物件でもその音が響くことがあります。何度注意しても、なかなかやめてはくれないものです。そのような住人が上に住んでいる場合、その足音に悩まされることになるでしょう。特に、日中家にいる時間が長く、子どものいない人にはストレスに感じることもあります。構造のみを信じるのではなく、実際にどのような状態なのか体験してみることが一番ではないでしょうか。
